職場の成果を総括する
期末評価は、一定期間の社員個々の仕事状況を振り返ることを通して、次の仕事のレベルアップに活かしていくことを目的に行われる。
期首に職場メンバー全員で共有した職場の課題・目標なのであるから、その振り返りも全員で行い(評価ミーティング)、改めて認識していくことが必要である。
◆期末評価の目的
分析的な評価 仕事の成果の振り返り 業務がどの段階まで進捗し、次にどのような課題に取り組むべきか発見し、本人にとっては、よりレベルアップした役割を担うことの目安をつけることに活かしていく。
仕事のプロセスの振り返り 何ができたこと(できなかったこと)が結果につながっているのかを分析し、必要な職務行動上の開発課題を発見したり、自分自身の仕事の取り組み姿勢を反省していく材料とする。
総括的な評価 仕事状況全体について「よくやったのか」「不本意な状況であるのか」を総括することで、次の期を迎えていく上での動機付けを図っていく。そして、その評価結果を人事処遇に反映していくことを通して、動機付けを強化していく。
◆評価ミーティングの意味
職場全員の視点によって状況をより多角的に見ることで、評価の精度を高め、分析に深みを持たせることができる。
全員で成果を振り返り、その原因を分析していくプロセスを共有していくことを通して、職場運営についての視点を学習していく機会となる。
メンバー個人が自分自身の仕事を振り返っていく上での状況理解を促進する。
CLOSE